社内SEのトラブル対応

【Windowsエラー】「ネットワークログオンサービスが開始されていません」と出たときの対処法まとめ(2025年版)

Windowsでログインしようとしたとき、
「ログオンを試みましたが、ネットワークログオンサービスが開始されていません」
というエラーが出てしまい、ログオンできなくなることがあります。

このエラーは、ドメイン環境に限らず、ローカルユーザーでも発生する可能性があります。
今回は、原因と具体的な対処法をまとめました。


🔍 エラーの原因

この症状の主な原因は以下の通りです:


🛠 セーフモードでログインしての対処ステップ

ステップ①:セーフモードで起動

  1. 電源を入れてすぐ電源長押しで強制終了 → これを3回繰り返す
  2. 「回復環境」が起動 →「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」
  3. 再起動後、セーフモード(4番)を選択

ステップ②:Netlogonサービスを起動

ステップ③:依存サービスを確認

以下のサービスも「自動」かつ「実行中」に設定されているかを確認:

ステップ④:レジストリ確認(上級者向け)

ステップ⑤:システム修復

コマンドプロンプト(管理者)で以下を実行:

DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
sfc /scannow

💡 拡張チェック:ネットワークや設定側も要確認

SMB1.0を無効化しているか確認

逆に古いADサーバー等の場合SMB1.0を有効化しているかを確認する

高速スタートアップ(Fast Startup)をオフにする

  1. コントロールパネル →「電源オプション」→「電源ボタンの動作を選択」
  2. 「現在利用できない設定を変更」→「高速スタートアップ」のチェックを外す

ネットワーク接続の確認


✅ まとめ表

状況対応策
ログインできないセーフモードで起動して作業
Netlogonが無効手動起動+自動化
依存サービス停止WorkstationやW32Timeを確認
設定不整合高速スタートアップやDNS構成を見直し
システム破損DISM/SFCで修復

📝 補足(ドメイン環境の方へ)

ドメインPCでは、ログイン時に以下が成立している必要があります:

モバイルバージョンを終了