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⚡【Windows 11 25H2】不要な設定をオフにして最速化する完全ガイド(標準+上級テク)

🚀 はじめに

Windows 11(バージョン25H2)では、AI機能やバックグラウンドサービスが増え、知らないうちにパフォーマンスが低下していることがあります。
ここでは、「安全に速くする」ための実践手順を、標準設定編上級編に分けてまとめました。


✅ 標準設定編:誰でもできる高速化手順

1️⃣ スタートアップアプリを無効化

  1. Ctrl + Shift + Escで「タスクマネージャー」を開く。
  2. 「スタートアップ」タブで、不要なアプリを右クリック→無効化

💡 効果:起動時間が短縮し、メモリ使用量も減ります。


2️⃣ 視覚効果をオフにする

  1. Win + R → sysdm.cplを入力。
  2. 「詳細設定」→「パフォーマンス設定」→「パフォーマンス優先」に変更。

💡 効果:アニメーションをカットしてCPU/GPU負荷を軽減。


3️⃣ 電源プランを「高パフォーマンス」に設定

  1. Win + X → 電源オプション
  2. 「追加の電源設定」→「高パフォーマンス」を選択。

💡 効果:CPUクロックが抑制されず、処理がキビキビ動きます。


4️⃣ ゲームモード・ハードウェアアクセラレーション

  1. 設定 → 「ゲーム」→「ゲームモード」→ オン
  2. 設定 → 「システム」→「ディスプレイ」→「グラフィック設定」→ ハードウェアアクセラレーションを有効化

💡 効果:アプリやゲームの描画処理が最適化されます。


5️⃣ 不要なバックグラウンドサービスを停止

以下は安全に停止できる代表的なサービスです。

サービス名説明
Connected User Experiences and Telemetry使用状況データ送信を停止
Windows Search検索を使わない場合に無効可
SysMain(旧Superfetch)SSD環境では無効推奨

手順:Win + R → services.msc → 該当サービスを右クリック →「プロパティ」→「スタートアップの種類:無効」→「停止」


6️⃣ ストレージの最適化

  1. 設定 →「システム」→「記憶域」→「ストレージセンサー」をオン。
  2. 「不要ファイルの自動削除」「ディスクの最適化(TRIM)」を実行。

7️⃣ アプリとドライバを最新に


💻 上級者向け:さらに高速化するテクニック

1️⃣ レジストリでアニメーション完全オフ

HKEY_CURRENT_USER\Control Panel\Desktop
値名:MenuShowDelay → 0 に設定

💡 メニュー表示の遅延を完全になくせます。


2️⃣ 仮想メモリの最適化

sysdm.cpl →「詳細設定」→「パフォーマンス設定」→「詳細設定」→「仮想メモリの変更」。

推奨:固定サイズに設定(RAM容量の1.5倍)。


3️⃣ ネットワーク最適化

💡 ネットワークの応答速度が改善されます。


4️⃣ 不要なタスクスケジューラ項目を停止

Win + R → taskschd.mscを開き、以下を無効化。


5️⃣ Windows機能をオフに

Windowsの機能の有効化または無効化を開き、以下をオフに。


6️⃣ SSD専用最適化


7️⃣ PowerShellで一括設定(上級者)

# 不要サービスを停止
Stop-Service -Name "DiagTrack","SysMain" -Force
Set-Service -Name "DiagTrack","SysMain" -StartupType Disabled
# メニュー遅延削除
Set-ItemProperty "HKCU:\Control Panel\Desktop" -Name MenuShowDelay -Value 0

📊 まとめ:安全に速く、トラブルなく

設定カテゴリ効果
スタートアップ・サービス起動高速化
視覚効果描画負荷軽減
電源プランCPU性能維持
ネットワーク最適化応答性向上

💡 ポイント: 一気に変更せず、1つずつ試して体感差を確認しましょう。業務PCでは管理者に相談の上で実施するのが安心です。

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