はじめに(結論:すでに修正パッチが出ています)
2026年1月のWindows Update直後から、
「リモートデスクトップ(RDP)が接続できない」
という問題が、Windows 11 25H2/24H2環境で多数報告されました。
結論から言うと、
この不具合はMicrosoftも認めており、
2026年1月17日(日本時間1月18日)に緊急修正パッチが配布されています。
本記事では、
- 何が起きていたのか(正体)
- どの環境が影響を受けたのか
- 確実な解決策
- 今すぐできる回避策
を、時系列で正確にまとめます。
1. 障害の概要(何が起きた?)
発生時期
2026年1月14日(日本時間)に配布された
1月の定例Windows Update適用直後から発生。
主な症状
- Azure Virtual Desktop(AVD)に接続できない
- Windows 365(クラウドPC)に接続できない
- 「Windows アプリ」を使用すると、資格情報入力画面が出ない
- 「接続中」のままタイムアウト、または即座に接続失敗
ネットワーク自体は正常で、
認証(サインイン)部分だけが失敗するのが特徴です。
2. 影響を受けた環境
対象OS
- Windows 11 バージョン 25H2
- Windows 11 バージョン 24H2
影響が大きかった接続方法
- 「Windows アプリ」を使用したRDP接続
- 接続先が AVD / Windows 365
従来の「リモート デスクトップ接続(mstsc.exe)」では
同じ問題が発生しないケースも多い点が重要です。
3. 原因:1月の定例パッチ「KB5074109」
原因は、2026年1月14日に配布された
セキュリティ更新プログラム KB5074109
に含まれる、認証関連の内部変更でした。
この更新により、
- Windows側の認証処理
- Windows アプリが資格情報を呼び出す処理
の間で競合が発生し、
資格情報プロンプトが正しく表示されなくなったことが直接原因です。
4. 解決策(確定):緊急修正パッチ「KB5077744」を適用
Microsoftはこの問題を公式に認め、
2026年1月17日(日本時間1月18日)に
緊急修正パッチ(Out-of-Band更新)をリリースしました。
修正パッチ情報
- パッチ番号:KB5077744
- 種別:帯域外更新(Out-of-Band)
適用方法
- Windows Update
「更新プログラムのチェック」を手動で実行 - Microsoft Update カタログ
手動ダウンロード・インストール
※ 環境によっては自動配信されないため、
手動チェックを推奨します。
適用後は必ず再起動が必要です。
5. すぐにパッチを当てられない場合の回避策
会社のポリシーなどで、
「今すぐ更新できない」
という場合は、以下の方法で一時的に回避できます。
回避策① Webブラウザ版を使用する
「Windows アプリ」ではなく、
Edge / Chrome から Webクライアント
(windows.cloud.microsoft 等)にアクセスして接続します。
回避策② 従来のRDPクライアントを使う
可能な環境では、
「リモート デスクトップ接続(mstsc.exe)」
を使用することで接続できるケースがあります。
【管理者向け補足】展開時の注意点
この修正パッチ(KB5077744)は
累積更新プログラム
です。
WSUS / Intune / SCCM 等で配信する場合、
1月のセキュリティ更新を含めた内容となるため、
早期適用が強く推奨されます。
まとめ
- 2026年1月更新後、RDP接続不可の不具合が発生
- 原因は定例パッチ KB5074109
- 修正済み(緊急パッチ KB5077744 が配布済み)
- 適用できない場合はWeb版やmstscで回避可能
Windows Update直後のトラブルは珍しくありませんが、
今回は原因・対処法ともに明確なケースです。
焦って設定を壊す前に、
まずは修正パッチの有無を確認することをおすすめします。
