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✅ はじめに:ルーターとAP(アクセスポイント)の違い、わかりますか?
多くの家庭では「Wi-Fiルーター1台ですべてまかなう」使い方が一般的ですが、最近では**“AP(アクセスポイント)を設置する家庭”も増加中**です。
アクセスポイントとは、有線LANをWi-Fi電波に変えるための機器。
特に2階建て・3階建て・広い戸建てでは「1台のルーターでは電波が届きにくい」と感じている人におすすめです。
✅ アクセスポイント選びで大切な3つのポイント
① 【対応規格】Wi-Fi 6対応は必須、できればWi-Fi 6Eも視野に
- Wi-Fi 5(11ac):旧世代。速度や安定性はそこそこ
- Wi-Fi 6(11ax):現行主流。複数台同時通信に強い
- Wi-Fi 6E(6GHz対応):干渉が少なく安定。対応端末はまだ一部のみ
📌 家庭ならWi-Fi 6対応APを選んでおけば、ほぼ間違いなし。
② 【設置環境】2F建て・3F建てでは中継性・設置数が重要
家のタイプ | AP設置のおすすめ |
---|---|
平屋〜1LDK | ルーター1台 or AP1台で十分 |
2階建 | 1階にルーター + 2階にAPを追加設置 |
3階建 | 各階に1台ずつAP設置(EasyMesh推奨) |
鉄筋住宅 | 通信干渉が多いため、有線→APがベスト |
💡 階が分かれると電波は“上下”に届きにくい。中継機やメッシュではなく、AP+有線LAN接続が理想です。
③ 【機能面】上位機種の意味は「飛ぶ」より「安定する」
上位アクセスポイントには次のような機能があります:
- MU-MIMO:複数端末と同時通信しても速度が落ちにくい
- ビームフォーミング:端末の方向に電波を集中させて接続安定
- バンドステアリング:2.4GHz / 5GHz を自動で切り替え最適化
- PoE対応:LANケーブル1本で電源も給電できる(天井設置向け)
📎 特にスマホやタブレットが多い家庭では、上位APを使うことで「途切れにくさ」が大きく改善されます。
✅ 家庭用AP選定のおすすめメーカーと特徴
メーカー | 特徴・家庭用モデル例 |
---|---|
BUFFALO | WAPSシリーズ(PoEあり・コスパ良) |
ELECOM | スタイリッシュ、価格重視モデルが多い |
NEC | ルーター一体型が多く、AP専用は少なめ |
TP-Link | メッシュ対応APが充実・上位機種が安価 |
✅ よくある誤解:「上位モデルは“飛ぶ”から広範囲に届く?」
実際には、Wi-Fiの電波出力は法律で制限されており、どの機種でも“飛ぶ距離”はほとんど変わりません。
では、なぜ上位モデルが選ばれるのか?
- 複数端末が同時に使っても速度低下が起きにくい
- 障害物の影響を受けにくい(ビームフォーミング)
- 接続先の帯域やチャンネル選択が賢い(バンドステアリング)
- 子機が移動してもローミング(引き継ぎ)がスムーズ(EasyMesh)
💡 結論:“遠くに飛ぶ”より“つながりやすさ・安定性”が違う!
✅ まとめ|家庭用AP選定のチェックリスト
✅ Wi-Fi 6対応以上
✅ 2階建て以上ならAP追加設置を検討
✅ ビームフォーミング・MU-MIMOなど通信安定機能あり
✅ PoE対応があれば配線もすっきり
✅ EasyMesh対応なら将来拡張もラク
家庭内の「ネットが遅い…」「2階で切れる…」は、APの見直しで改善できる可能性が大です。
ルーター1台に頼らず、“場所に応じたAP設置”が快適な通信環境の鍵です。
リンク
家庭用APでこのクラスはレベル高いか…