🌐 外から自分の家のPCにリモートアクセスする方法【2025年版】

在宅ワークや外出先から「家のPCのファイルやソフトを使いたい!」という場面はよくあります。
ここでは 安全に自宅PCへアクセスする代表的な方法 を整理しました。


1. Googleリモートデスクトップ(無料・簡単)

  • 特徴:Googleアカウントがあれば無料で使える
  • 仕組み:Chromeブラウザ+拡張機能を使い、自宅PCに接続

導入手順

  1. 自宅PCで準備
    • Chromeブラウザをインストール(既にある場合は不要)
    • Googleリモートデスクトップ にアクセス
    • 「リモートアクセス」をクリックし、拡張機能を追加
  2. 常時接続の設定
    • 「このデバイスを設定」をクリック
    • PCに名前をつける(例:Home-PC)
    • 6桁以上のPINコードを設定(外部からアクセス時に必要)
  3. 外出先から接続
    • 出先のPCやスマホで同じサイトにアクセス
    • Googleアカウントでログイン
    • 登録済みPC(例:Home-PC)を選び、PINを入力して接続

注意点

  • 自宅PCの電源ON+ネット接続が必須
  • 動画や3Dゲームは遅延あり(文書作業や事務用途に向く)

✅ メリット

  • 無料で設定が簡単
  • Windows/Mac/スマホ対応
  • ファイル転送機能あり

⚠️ デメリット

  • 操作するPCの電源が入っている必要がある
  • ネット速度が遅いと操作がカクつく

2. Windows標準「リモートデスクトップ(RDP)」

  • 特徴:Windows Pro以上に標準搭載
  • 仕組み:RDP(Remote Desktop Protocol)を使ってアクセス

✅ メリット

  • OS標準機能で追加ソフト不要
  • 操作感がスムーズ(最適化されている)

⚠️ デメリット

  • Windows Homeは使えない(Pro以上必須)
  • ルーター設定(ポート開放)が必要で初心者にはやや難しい
  • セキュリティリスクが高いためVPNと併用推奨

導入手順

  1. 自宅PC側(接続される側)の設定
    • 「設定」→「システム」→「リモートデスクトップ」を開く
    • 「リモートデスクトップを有効にする」をON
    • 「このPCの名前」を確認(後で必要)
    • アクセス許可するユーザーを設定
  2. ルーターの設定
    • ルーター管理画面で「ポート開放」を設定
    • TCPポート 3389 を自宅PCに割り当てる
    • (セキュリティ上、VPN経由で使う方が望ましい)
  3. 外出先PCから接続
    • 「リモートデスクトップ接続」アプリを起動(Windows標準)
    • 「PC名またはグローバルIP」を入力
    • 自宅PCのユーザー名とパスワードを入力して接続

注意点

  • 直接ポート開放は危険 → VPNを併用推奨
  • 自宅PCがスリープ状態だと接続不可(BIOS設定で「Wake on LAN」を有効にすれば遠隔起動も可能)

3. VPN接続+リモートアクセス

  • 特徴:社内システムと同様に、自宅ネットワークに安全に接続
  • 使い方
    • 自宅ルーターにVPN機能がある場合(例:YAMAHA RTX、NECルータなど)
    • 外出先PCからVPNクライアントで自宅に接続し、その後RDPやファイル共有を利用

✅ メリット

  • 暗号化通信で安全
  • 家のNASやプリンタにもアクセス可能

⚠️ デメリット

  • ルーター設定や証明書発行が必要で上級者向け

導入手順(例:YAMAHA RTXルータ)

  1. ルータ側設定
    • VPNサーバー機能を有効化
    • 証明書を発行(L2TP/IPsec方式が一般的)
    • ユーザーごとにVPNアカウントを設定
  2. 自宅PC側
    • 特別な設定は不要(通常通りリモートデスクトップ有効化でOK)
  3. 外出先PC側
    • Windowsの「VPN接続」から新規追加
    • サーバーアドレス=自宅ルータのグローバルIP
    • ユーザー名・パスワード・事前共有キーを入力
    • VPN接続後、リモートデスクトップ接続で自宅PCへアクセス

注意点

  • ルータにVPN機能がない場合は別途VPNサーバーソフトを用意する必要あり
  • 導入はやや専門的 → IT管理者向き

4. TeamViewer / AnyDesk(商用ツール)

  • 特徴:商用でもよく使われるリモート操作ソフト
  • メリット
    • 個人利用なら無料(TeamViewer)
    • ファイル転送・チャット・複数画面対応など高機能
  • デメリット
    • 無料版はセッション制限あり
    • 商用利用だと有料(年間数万円)

導入手順

  1. 自宅PCにソフトをインストール
    • TeamViewer公式サイトからダウンロード
    • 「個人利用(無料)」を選択してインストール
    • 常駐起動をONにしておく
  2. 接続情報を確認
    • ID(数字)とパスワードが表示される
    • セキュリティのため固定パスワードも設定可能
  3. 外出先PCまたはスマホから接続
    • 同じソフトをインストール
    • 自宅PCのIDとパスワードを入力
    • 即座に画面操作が可能

注意点

  • 個人利用は無料だが、商用利用は有料(年間数万円)
  • 無料版は接続時間に制限あり

まとめ:おすすめの使い分け

  • 👶 初心者 → Googleリモートデスクトップ(導入が最も簡単)
  • 🏠 Windows Pro持ち → 標準のRDP(VPNと併用が安心)
  • 🔒 セキュリティ重視 → VPN+リモートデスクトップ
  • 💼 業務利用・サポート用 → TeamViewer / AnyDesk

グーグルアカウントがあるならグーグルリモートデスクトップが一番早いです

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