「うっかり保存せずに閉じてしまった…」という経験は誰にでもあります。
特にOfficeのアップデート後や、複数ファイルを開いて作業しているときに起こりがちです。
この記事では、OneDriveを使っていない場合でも保存し忘れを防ぐ設定と、復元の手順を紹介します。
Contents
🧩 OneDriveを使っている場合(自動保存)
まず、Microsoft 365 や Office 2024以降では、OneDriveまたはSharePoint上のファイルであれば自動保存(AutoSave)が利用できます。
- Word/Excelの左上にある「自動保存」スイッチをオンにする
- ファイルを OneDrive または SharePoint に保存
- 以降、編集内容は数秒ごとに自動で保存されます ✅
ただし、ローカル保存のファイル(PC内)では自動保存は機能しません。
代わりに「自動回復(AutoRecover)」を活用しましょう。
🛠️ OneDriveを使っていない場合の設定(自動回復)
① 自動回復の設定方法(Excel/Word共通)
- Excel または Word を開く
- [ファイル] → [オプション] → [保存] を選択
- 以下の設定を確認・変更
| 設定項目 | 推奨値 |
|---|---|
| 自動回復用データの保存間隔 | 5分(短いほど安全) |
| 保存しないで終了した場合、次回起動時に回復ファイルを表示する | ✅ チェックを入れる |
| 自動回復ファイルの保存場所 | 任意のフォルダ(後述の確認方法でチェック) |
💡 設定完了後、「OK」で保存すれば次回以降も有効です。
② 保存し忘れたファイルの復元方法
- Word/Excelを再起動
- 「ドキュメントの回復」ウィンドウが表示されたら、リストから目的のファイルを開く
- 「名前を付けて保存」で復元完了
この機能は自動的にバックアップを生成しているため、突然の強制終了や停電にも対応できます。
③ 回復ファイルの保存場所を確認
自動回復の保存先フォルダを確認しておくと安心です。
設定画面([ファイル] → [オプション] → [保存])の「自動回復ファイルの保存場所」に記載されています。
例:
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Microsoft\Word\
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Microsoft\Excel\
ここに「.asd」や「.wbk」形式の回復ファイルが保存されています。
📘 おすすめ運用方法
| 方法 | 内容 |
|---|---|
| OneDriveに保存 | 自動保存が有効、編集履歴も残る |
| 保存間隔を短く設定 | 自動回復ファイルの精度向上(5分推奨) |
| クラウド共有 | 複数人で編集しても履歴が残る |
| 定期的にCtrl+S | 自動保存がない場合の最善策 |
💡 補足:自動保存ができない場合
- OneDriveが未設定、またはアカウントにサインインしていない
- ローカルのファイルで「自動保存」スイッチがグレーアウトしている
- クラウド保存が社内ポリシーで制限されている場合
この場合は「自動回復(AutoRecover)」を確実に設定し、バックアップを別フォルダに作成しておくのが最善です。
🎯 まとめ
- ✅ OneDrive利用時:自動保存オンでほぼ完全にカバー
- ✅ ローカル保存時:自動回復で「保存し忘れ」を防ぐ
- ✅ 保存間隔は5分に設定、バックアップ先を確認
ちょっとした設定で、貴重な作業データを守れます。
特にExcelやWordを日常的に使う方は、今日中にこの設定をしておくのがおすすめです。



























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