目次
📦 まだ“パスワード付きZIP”で送っていますか?
日本の企業文化に根強く残る「PPAP(パス付きZIP+別送メール)」は、
セキュリティリスクが高く、すでに時代遅れとされています。
💥 そもそも、ZIPとパスワードを同じ通信経路(メール)で送っている時点で無意味。
❌ PPAPの何が問題?
問題点 | 内容 |
---|---|
🔓 脆弱なセキュリティ | ZIPとパスを同じ方法で送る=盗まれたらアウト |
🔍 ウイルスチェック不可 | パス付きZIPはメールセキュリティで検査不能 |
📨 メール誤送信が致命的 | 添付ファイルが社外に漏れても気づかないことが多い |
😵💫 作業の手間 | 圧縮、パスワード作成、2通のメール送信…非効率 |
✅ 今すぐ無料でできるPPAP代替策(おすすめTOP4)
① OneDrive(個人版)でファイル共有
✔ Microsoftアカウントがあれば無料(5GB)で利用可能
- ファイルをアップロード →「リンクをコピー」→ 相手に共有
- 閲覧・編集などの権限が選べる
- Outlookとも連携可能
⚠ パスワードや有効期限などの高度設定は有料プランでのみ対応
② Google ドライブのリンク共有
✔ Googleアカウントがあれば無料(15GB)で利用可能
- ファイルを右クリック →「共有」→ リンク生成
- アクセス範囲を「全員」または「特定ユーザー」に設定可能
- Google Workspaceを使えば管理制御も強化可能(有料)
③ GigaFile便(ギガファイル便)を使う
✔ 日本発の無料大容量ファイル便。登録不要!
- アップロード後にURLが発行され、それを相手に送るだけ
- 自動削除期限(7〜60日)+ パスワード設定も可
- スマホでも使いやすく一時的な共有に便利
⚠ あくまで一時共有用。重要書類や機密ファイルには不向き
④ Dropbox Basic(無料プラン)で共有
✔ 2GBまで無料で使えるクラウドストレージ
- 特定の相手に共有リンクを発行可能
- パスワード設定や期限設定は有料プランでのみ可能
⚠ 無料版では細かい制限ができないため、閲覧制御が必要なら有料版を検討
💡 無料サービスを使うときの注意点
- 相手もアクセスできる環境か?(Google禁止の企業など)
- ファイルの公開範囲が「全体」になっていないか?
- 機密ファイルは パス設定+早期削除+通知確認 を徹底する
💼 有料プランなら、さらに強固なPPAP対策が可能
無料で始めるのは十分有効ですが、企業として継続運用するなら有料サービスの導入が安全です。
機能 | 説明 |
---|---|
有効期限付きリンク | ファイル共有リンクに使用期限を設定できる |
パスワード保護 | 閲覧にパスワードを要求する設定が可能(Business Standard以上) |
ユーザー制限 | 特定ユーザーのみアクセス可能に |
ダウンロード禁止 | 閲覧はOK、ダウンロードは禁止の制御も可能 |
アクセスログ | 誰がいつ開いたか確認可能(管理者のみ) |
💼 Microsoft 365 の代表プラン比較(簡略版)
プラン | 特徴 |
---|---|
Business Basic | Web版Office+共有機能(安価) |
Business Standard | フルOffice+OneDrive共有・Teamsあり(中小企業向け) |
Business Premium | セキュリティ管理も強化された上位プラン(Intune含む) |
E3 | AIPなど情報保護まで含む法人向け本格プラン |
✨ Outlookで添付ファイルを自動的にOneDriveリンクに変換する機能もあり、PPAP撲滅に強力です!
✅ まとめ:無料で脱PPAPはできる!でも…
方法 | コスト | おすすめ度 | 備考 |
---|---|---|---|
OneDrive(個人) | 無料 | ★★★ | 権限制限・簡単共有が可能 |
Google ドライブ | 無料 | ★★★ | 15GBの大容量で便利 |
GigaFile便 | 無料 | ★★☆ | 一時送信に便利/機密には不向き |
Dropbox Basic | 無料 | ★★☆ | 有料化しないと制御が弱い |
Microsoft 365有料プラン | 月額あり | ★★★★ | 安全性・操作性・統制が段違い |
🚀 脱PPAPの第一歩は「添付をやめて、リンクで送る」習慣から!
まずは今日から、ZIP添付をやめて無料のリンク共有を使うところから始めてみましょう。
より安全・確実な共有を目指すなら、OneDriveやMicrosoft 365 の導入もおすすめです。
Microsoft 365を導入していれば、ZIP添付に頼らずに安全かつ効率的にファイル共有が可能です。
ここでは実際の共有方法を紹介します。
▶ OneDriveでの安全な共有方法(個人 or Business)
- 共有したいファイルをOneDriveにアップロード
- ファイルを右クリック →「共有」を選択
- 「リンクを知っている人がアクセス可」などの設定を【変更】
- 以下のオプションから必要に応じて設定:
- ✅ 閲覧のみ or 編集可
- ✅ リンクの有効期限(例:7日)
- ✅ パスワード設定(Business Standard以上で可能)
- 「リンクをコピー」して、メール本文に貼り付けて送信
💡 Outlookを使っている場合、「ファイル添付時にOneDriveリンクへ自動変換」する設定も可能です
✅ Outlookでの「自動クラウド共有」設定(おすすめ)
Microsoft 365では、Outlookで添付ファイルを追加すると…
- 自動でOneDriveにアップロード
- 共有リンクに変換される
という便利な機能があります(管理者が有効化可能)。
Outlook側での設定例(ユーザー):
- Outlookで新規メール作成 → ファイル添付
- 「クラウドリンクに変更するか確認」が表示されたら「はい」を選択
- 添付ファイルが共有リンク形式に自動変換されて挿入される
📩 これにより、誤送信やウイルスリスクを最小限に抑えた安全な添付送信が可能になります
コメントを残す