【Windowsエラー】「ネットワークログオンサービスが開始されていません」と出たときの対処法まとめ(2025年版)

Windowsでログインしようとしたとき、
「ログオンを試みましたが、ネットワークログオンサービスが開始されていません」
というエラーが出てしまい、ログオンできなくなることがあります。

このエラーは、ドメイン環境に限らず、ローカルユーザーでも発生する可能性があります。
今回は、原因と具体的な対処法をまとめました。


目次

🔍 エラーの原因

この症状の主な原因は以下の通りです:

  • Netlogon(ネットワークログオンサービス)が起動していない
  • 依存サービス(W32Time、Workstationなど)が停止している
  • 高速スタートアップなどでネットワークが正しく初期化されていない
  • ネットワーク(LANやVPN)に物理的・設定的な不具合がある
  • SMB1.0や古いDNS設定などによる接続失敗
  • セキュリティソフトやWindows Updateの影響

🛠 セーフモードでログインしての対処ステップ

ステップ①:セーフモードで起動

  1. 電源を入れてすぐ電源長押しで強制終了 → これを3回繰り返す
  2. 「回復環境」が起動 →「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」
  3. 再起動後、セーフモード(4番)を選択

ステップ②:Netlogonサービスを起動

  • services.msc を開く
  • 「Netlogon」を右クリック → 開始
  • スタートアップの種類を「自動」に変更

ステップ③:依存サービスを確認

以下のサービスも「自動」かつ「実行中」に設定されているかを確認:

  • Workstation
  • TCP/IP NetBIOS Helper
  • Windows Time(W32Time)

ステップ④:レジストリ確認(上級者向け)

  • regedit を起動
  • HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Netlogon
  • Start の値が「4(無効)」の場合 →「2(自動)」に修正

ステップ⑤:システム修復

コマンドプロンプト(管理者)で以下を実行:

DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
sfc /scannow

💡 拡張チェック:ネットワークや設定側も要確認

SMB1.0を無効化しているか確認

  • 「Windowsの機能の有効化または無効化」→「SMB 1.0/CIFS」のチェックを外す
    (※ 古いNASなどを使っている場合は注意)

逆に古いADサーバー等の場合SMB1.0を有効化しているかを確認する

  • 「Windowsの機能の有効化または無効化」→「SMB 1.0/CIFS」のチェックを付ける

高速スタートアップ(Fast Startup)をオフにする

  1. コントロールパネル →「電源オプション」→「電源ボタンの動作を選択」
  2. 「現在利用できない設定を変更」→「高速スタートアップ」のチェックを外す

ネットワーク接続の確認

  • Wi-FiやLANケーブルの接続状態
  • VPNの接続確認
  • DNSが古い社内サーバーに固定されていないか

✅ まとめ表

状況対応策
ログインできないセーフモードで起動して作業
Netlogonが無効手動起動+自動化
依存サービス停止WorkstationやW32Timeを確認
設定不整合高速スタートアップやDNS構成を見直し
システム破損DISM/SFCで修復

📝 補足(ドメイン環境の方へ)

ドメインPCでは、ログイン時に以下が成立している必要があります:

  • DNSが正しい(Active Directoryに解決できる)
  • ネットワークが安定している(VPNや有線LANの接続)
  • サーバー側のサービスが動作している(ログオンキャッシュが失効していると要接続)

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