現場対応で差がつく!社内SE・S担当者が外付けHDDに入れておきたいツール完全版(2025年版)

はじめに

現場でのPCトラブル対応時、「ツールが手元にない…」という経験はありませんか? 社内SEやS担当者にとって、現場で即動ける準備こそが最大の武器です。 今回は、私が実際に外付けSSDに常備している“ポータブルツール”をカテゴリ別にまとめました。 どれもインストール不要/USBから即実行できるタイプです。


✅ ハードウェア診断系(ポータブル版あり)

  • CrystalDiskInfo Portable:HDD/SSDの健康状態をS.M.A.R.T情報で確認。
  • CrystalDiskMark Portable:ストレージの読み書き速度をテスト。
  • HWiNFO Portable:CPU・メモリ・電圧・温度などハード情報を詳細表示。
  • GPU-Z:グラフィックカードの情報・温度・ドライバ状況を確認。

✅ ネットワーク診断系

  • Wireshark Portable:パケットキャプチャ解析ツール。通信経路や遅延確認に。
  • Advanced IP Scanner:LAN内の機器スキャン。IP/MACを一括把握。
  • PuTTY:SSH/Telnet接続ツール。ルーターやUTM設定時に必須。
  • Tera Term Portable:日本語対応のターミナル。設定保存も便利。

✅ システム管理・修復系

  • Microsoft Sysinternals Suite:Process ExplorerやAutorunsなど、Windows管理の必需品。
  • NirSoft Utilities:パスワード復旧やネットワーク情報取得など、軽量で多機能。
  • Dism++:Windowsイメージ修復、更新キャッシュ削除に最適。

✅ セキュリティ系

  • Malwarebytes Portable:感染チェックに。インストール不要でスキャン可能(一部機能制限あり)。
  • ESET Online Scanner:Microsoft Defenderとは別の視点で検出できるオンラインスキャナ。

✅ その他便利ツール

  • 7-Zip Portable:圧縮・解凍の定番。複数フォーマット対応。
  • Notepad++ Portable:設定ファイル編集やログ解析に便利。
  • Rufus:ブータブルUSB作成ツール。Windows再インストール時に必須。
  • TeamViewer Portable:遠隔サポート用。ネット接続があれば即支援可能。

💡 運用のポイント

  • ポータブル版をまとめた「Tools」フォルダを外付けSSDに作成。
  • フォルダ構成例:Tools\Hardware\CrystalDiskInfoTools\Network\Wireshark
  • readme.txt にバージョンと用途メモを記載すると管理しやすい。
  • 月1回更新日を設けて最新版へ差し替える。

まとめ

現場対応では「準備している人」が最も強いです。 ノートPC・LANケーブル・USBメモリに加え、こうしたポータブルツール集を持っておけば、 ネットワーク障害・ディスク異常・ウイルス感染など、ほとんどのトラブルに即対応できます。 現場の“安心セット”として、今日から自分専用のツールフォルダを整備してみてください。

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