〜2025年10月サポート終了から3ヶ月後、2026年の現実〜
はじめに(2026年、ついに限界が見えてきた)
2026年1月現在、Windows 10のサポート終了(2025年10月)から約3ヶ月が経過しました。
この間、本来はWindows 11のシステム要件を満たさない古いPCに対し、
「裏技で無理やりWindows 11にアップグレードしたPC」
が、次々と厳しい現実に直面しています。
これまで「とりあえず使えているから大丈夫」と思っていた方にとって、
2026年は事実上の「年貢の納め時」となりつつあります。
1. 何が起きているのか?(背景と現状)
2025年10月、Windows 10は公式サポートを終了しました。
しかし、TPM 2.0や第8世代以降のCPUなど、
Windows 11の要件を満たさないPCは今も大量に存在しています。
そこで当時流行したのが、
- レジストリ書き換えによる要件チェック回避
- Rufusなどを使った特殊インストールメディア
といった非公式な回避手法でした。
しかし2026年に入り、状況は一変しています。
Windows 11 25H2以降の大型アップデートと月例更新で、
Microsoftが要件チェックを大幅に厳格化したためです。
その結果、これまで「動いていた」PCが、
システム側から明確に拒否される事例が急増しています。
2. 具体的な症状:「透かし」と「更新停止」
① デスクトップ右下に表示される“烙印”
非対応PCでは、デスクトップ右下(時計表示付近)に、
以下のような半透明の警告文が常時表示されるようになりました。
「システム要件を満たしていません。
設定へ移動して詳細を確認してください」
この透かし(Watermark)は、
- 壁紙を変えても消えない
- スクリーンショットにも写り込む
非常に目障りな存在です。
以前はレジストリ操作で消せましたが、
最近の更新では再起動後に復活するなど、
完全に「イタチごっこ」状態になっています。
② セキュリティ更新が止まる(最悪のケース)
より深刻なのが、Windows Update自体が正常に機能しなくなるケースです。
- 更新が「0%」から進まない
- インストール後、再起動でロールバックされる
- 無理に適用してブルースクリーンが発生
結果として、
「Windows 11なのに、セキュリティ更新が当たらない」
= Windows 10を使い続けるより危険な状態
のPCが生まれています。
3. なぜ“限界”なのか?(技術的背景)
「Microsoftが意地悪をしているだけでは?」と思われがちですが、
2026年現在、その説明は通用しなくなっています。
POPCNT命令の必須化
Windows 11 24H2以降、CPUが
POPCNT命令セット
に対応していない場合、
OS自体が起動しなくなりました。
これにより、Core 2 Duo世代などは完全に排除されています。
AI機能のOS深部への統合
25H2以降、CopilotランタイムをはじめとするAI処理が、
Windowsの内部構造に深く組み込まれています。
これらは、
- NPU
- 新しいCPU命令
を前提とした設計のため、
古いハードウェアでは物理的に動作しません。
つまり2026年現在は、
「制限している」のではなく、
「動かせない機能が増えた」
という段階に入っています。
4. 正しい対処法:延命か、引退か
この状況で、さらに新しい裏技を探すのはおすすめできません。
時間と労力の割に、
データ消失や起動不能のリスクが高すぎるためです。
Aルート:Linuxに入れ替えて安全に延命
ハードウェア自体がまだ使えるなら、
Linuxへの入れ替えが最も現実的な延命策です。
- Linux Mint
- Ubuntu
- ChromeOS Flex
これらを使えば、
- 最新ブラウザが安全に使える
- 動画視聴・Web閲覧は快適
サブ機としては新品同様に蘇ります。
Bルート:メインPCなら素直に買い替え
仕事や日常利用のメインPCであれば、
買い替えが正解です。
2026年の現行PCは、
- Windows 11 25H2完全対応
- AI機能・セキュリティ機能をフル活用可能
長期的には最も安全で、結果的に安くつきます。
まとめ
「無理やりWindows 11」は、
あくまで一時的な回避策でした。
更新が弾かれ、警告が表示され始めた今、
そのPCはインターネットに常用すべき端末ではありません。
次のトラブル(再起動ループ・ウイルス感染)が起きる前に、
- Linux化してサブ機にする
- 役目を終えたPCとして引退させる
現実的な決断をすることをおすすめします。


























コメントを残す